一昔前まではハゲは男性特有の悩みとして男性向けの育毛剤商品が販売されていました。しかし最近では女性でも薄毛に悩む人が増え、女性専用の育毛剤や頭皮用の化粧品や美容液、女性用育毛サプリメントなども店頭やCMで見かける機会が増え、同時に男女兼用で使用できる育毛剤も増えてきました。


男女兼用の育毛剤に関しては育毛剤徹底比較のサイトや人気ランキングサイトなどの口コミでは「男性への効果がない」や「女性には強すぎる」などの意見が見られます。口コミは本当に真実なのか検証すべく、男女兼用育毛剤の実態と育毛効果はどのようなものなのか、男性用育毛剤、女性用育毛剤と比べ3つのタイプの育毛剤の特徴を比較検証してみます。

3つに分けられる育毛剤のタイプ

育毛剤は、男性用と女性用、そして男女兼用できるタイプの3つに分けられます。

男性特有の薄毛と育毛剤

男性の薄毛、ハゲのほとんどはAGAと呼ばれる男性型脱毛症です。
AGAとは早い人では10代後半から起きる男性ホルモンが過剰分泌され起きる薄毛の症状のことです。
人の髪の毛は、テストステロンという男性ホルモンが5αリダクターゼ酵素と結合すると発毛を司る毛母細胞のはたらきを抑制し脱毛司令を出すジヒドロテストステロン(DHT)に変化することで脱毛が起きます。通常であると脱毛でおきる本数には問題はありません。

しかし、男性ホルモン理想的な分泌量なら問題ないのですが、生活習慣の乱れやストレスが多いなどの要因でホルモンバランスが崩れると、男性ホルモンの分泌量と比例し脱毛司令も過剰にでることで、必要以上に成長途中の髪の毛であっても抜けてしまいます。
太かったはずの髪の毛が産毛のように細くなり、やがてその細い髪の毛さえも抜けてしまい薄毛になってしまう、ということになるのです。

5αーリダクターゼという酵素はおでこ付近の髪の生え際や頭頂部に多く存在するので、AGAの人はM字ハゲや頭頂部ハゲであることが特徴のひとつです。
このことから、男性専用の育毛剤の多くが男性ホルモン抑制の成分を配合しています。

男性用育毛剤に配合されている成分

AGAには、医学的にAGAへの有効性を認められている成分があり、プロペシアの主成分であるフィナステリド、ロゲインやリアップなどに配合されているミノキシジル、リアップやカロヤンガッシュに配合されている塩化カルプロニウムの3つの成分です。

しかし、フィナステリドやミノキシジルなどは高い育毛効果の一方で、副作用の発症確率が高いことも有名です。ミノキシジルと同じく男性ホルモンに働きかけてくれるM-034やセンブリエキスなどの天然由来のものを使用している無添加育毛剤のチャップアップは安全に使用できるとして最近非常に人気を集めている商品です。

女性の薄毛と育毛剤

女性の抜け毛や薄毛の原因は2つあり、ひとつは、ストレスや過度なダイエットにより頭皮の健康状態の悪化により頭皮環境が乱れ、髪に栄養が行き渡らないため起こります。

ふたつめは、女性ホルモンのホルモンバランスの乱れです。
女性ホルモンの一種エストロゲンは髪の毛の成長を促し成長期間を長くするはたらきがあります。男性に比べ女性はエストロゲンを多く体内で分泌しているので、男性に比べハゲにくいということです。しかし、女性の女性ホルモンの分泌量は妊娠中に多く分泌されていたが妊娠後期や出産後に分泌量が急に減少、また加齢とともに減少することでホルモンバランスが乱れ、抜け毛や脱毛が引き起こされます。
女性用育毛剤は頭皮環境を改善できることが期待できる栄養成分と女性ホルモンと似たような作用の成分を配合しています。
また、女性は男性に比べ肌質が弱いため、刺激の強い成分は配合されていません。

女性用育毛剤に配合されている成分

女性向けの育毛剤は、肌への負担や副作用の安全面を気にする傾向が強い女性に向けた商品ということもあり天然成分で作られているものが多く、女性ホルモンの働きに似た働きをしてくれるヒオウギエキスなどはよく使用される成分です。

また薬用育毛剤「樹毛」などで使用されている漢方の成分も非常に効果が期待できます。
特に髪の毛の生え変わりである毛周期を正常にするよう働きかけてくれるソウハクヒエキスや血行促進効果の高いセンブリエキスやシャクヤクエキス、保湿効果の高いヒアルロン酸なども育毛促進の有効成分です。髪の毛のヘアサイクルのメカニズムをうまく利用し、作用してくれる成分は女性向け商品に多く配合されています。なかでも「夢美髪」は植物由来の成分で配合されていて、臭いも気にならないとあって人気を集めています。

男女兼用育毛剤とは

男性と女性の薄毛のメカニズムは違いがありますので、男性は男性用育毛剤を女性は女性用育毛剤を使用するのがオススメです。
しかし、全ての男性のハゲの原因がAGAというわけではなく、女性も同様ですので、自分の薄毛のタイプを診断してから治療薬を見つけることが治療の近道でしょう。

説明してきた通り薄毛の原因は男女で違いがありますが、男女共通の薄毛の原因があります。頭皮の血行不良と頭皮の皮脂の過剰分泌での毛穴づまりによる育毛阻害です。男女兼用の育毛剤は、頭皮の血行不良と皮脂の過剰分泌を解消すべく頭皮環境を改善が期待できる成分が主に作られています。

男女兼用育毛剤に配合されている成分

男女兼用の育毛剤成分は、男女の性別にこだわることなく一定の育毛効果が期待できるものが配合されています。
育毛の司令を出す毛包の中にある毛乳頭の働きを活発にして、毛髪の成長を助ける効果があるセンブリエキスやオウゴンエキス。髪の毛の成長を促す女性ホルモンに似た働きをするヒオウギエキスなどの天然成分が含まれています。
また血行促進成分としてセンブリエキスやシャクヤクエキス、頭皮ケアや保湿が期待できるM-034などの成分が含まれているのが特徴です。

男女兼用育毛剤のメリット

男女兼用の育毛剤は、性別なく利用することができるため夫婦で利用することが可能で、家族で使用する場合節約できること、女性も使えるよう低刺激なものであることから肌が弱い人でも安心して使えます。
また脱毛の起こり始めの改善や薄毛対策など、軽度の脱毛症での改善効果が高く、脱毛や薄毛の原因が特定されていなくても利用できるという点がメリットとしてあげられます。

男女兼用の育毛剤は、医薬部外品に分類されているものが多く、肌への刺激が強い医薬品の育毛剤よりも肌への負担が少ない点もメリットとして考えられています。

男女兼用育毛剤のデメリット

AGAや女性特有の薄毛が原因の場合、育毛効果が乏しく育毛を実感するまでの時間がかかる可能性があります。薄毛の原因を解消できる育毛剤を使っていては育毛することはできませんので、育毛剤は安い買い物ではないので無駄な購入となってしまいます。
そして男女兼用であるとしても、敏感肌や乾燥肌、出産前後で肌がデリケートな方は、育毛剤液に肌が負け、頭皮にかゆみや炎症が発生し頭皮環境が悪化してしまうこともあります。

男女兼用の育毛剤商品

男女兼用の育毛剤と言っても、男女兼用と明記している商品は多くありませんが、薬用ポリピュアEXやイクオス、柑気楼などがあります。
ポリピュアEXやイクオスは男性向け商品のイメージがありますが、実はどちらも天然成分を中心に構成されている頭皮に優しい育毛剤です。
また他にも男性向け商品として認識されているチャップアップやブブカなども性別問わず利用することができる商品です。公式サイトを見てみると体験レポートとして女性も感想を寄せており、治療に効果があったと情報を載せています。

男女兼用育毛剤の使用は自分の目的に合わせて使う

男女兼用育毛剤は、天然由来の成分など低刺激なものが多く、肌質に合わせて使えることもあって非常に人気を集めていますが、一方でAGA治療薬としては物足りないなどの点も持ち合わせています。
根本的なAGA治療薬にはならないにしても、多少の男性ホルモン抑制効果や薄毛改善には期待ができるものもあり、商品種類も多くさまざまな商品の中から自分に合ったものを探すことができるため非常におすすめできるものです。
初めて育毛剤を利用してみようという人、自分に合った方法を見つけたいという人などさまざまな目的で利用する人も多いですが、商品によってはお試し商品を設けているところや返金保証をしてくれるところもあるので、まずは一度試してみることをおすすめします。