花王から発売されているサクセスは、テレビコマーシャルで宣伝され、ドラッグストアで店頭販売されているため、ご存じの方も多いかと思います。

しかし、育毛剤選びで重要視したいところは、有名なのかではなく、育毛剤サクセスは育毛効果が期待できるのか、という点です。

育毛効果はあるのか調査してみました。

育毛剤サクセス育毛トニックとは

医薬部外品のサクセス育毛トニックは、知名度もありドラッグストアで手軽に手に入ることもあり、人気の育毛剤です。

サクセス薬用育毛トニックには、5種類のシリーズがありますが、香りとアルコール成分が多くなるというだけで、ご紹介する育毛に関連する配合成分は変わりがほとんどありません。

サクセス薬用育毛トニック無香料
成分名
成分の働きと目的
有効成分
トランス-3,4’-ジメチル-3-ヒドロキシフラバノン 毛球の成長促進による抜け毛、脱毛予防
ニコチン酸アミド 血行促進
ピロクトン オラミン 殺菌作用による頭皮環境改善
その他の配合成分
エタノール 殺菌効果・清涼感
二酸化炭素 炭酸ガスによる爽快感(炭酸ジェット)
ユーカリエキス 血行促進作用
BG 頭皮の保湿
メントール 清涼感
N-プロピオニルポリエチレンイミン・
メチルポリシロキサン共重合体液(30%)
独自開発のシリコン
頭皮保護、製品安定剤
無水エタノール 皮脂融解、製品安定剤
トウガラシエキス 血行促進
dl-カンフル 香料、刺激剤、防腐剤
乳酸 血流促進
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 粘性を持つ成分、髪の毛の柔軟性
DPG 保湿目的、抗菌作用、安定剤
イソノナン酸イソノニル 乾燥防止、保湿作用

有効成分のはたらき

サクセス育毛トニックに配合されている成分の中でも、育毛効果があると認められている有効成分の働きに注目して、育毛効果があるのかご紹介します。

花王が自社開発した t-フラバノン

サクセスシリーズに配合されている「トランス-3,4’-ジメチル-3-ヒドロキシフラバノン(t-フラバノン)」は、花王がメーカー独自に研究開発した育毛有効成分で、男性型脱毛症診療ガイドラインを作成した日本皮膚科学回で「C1:用いてもよい」という評価がされている成分です。

t-フラバノンは、髪の毛の根本の毛球部に直接作用し、髪の毛の成長を促進させます。髪の毛を太く長く育て、抜けにくくコシのある髪の毛に成長させ薄毛や抜け毛を予防します。根っこが太ければ髪の毛は抜けにくいものですよね。

ニコチン酸アミド

ニコチン酸アミドも血行促進する効果があります。
血液中の髪の毛の成長に必要な栄養を毛根に送り込んで抜け毛を防ぎ、毛母細胞の活動を活性化させることで育毛を促します。
頭皮の血行が良くなれば、毛が育ちやすい柔軟な頭皮となり、抜け毛の減少にも間接的に働きます。

ピロクトンオラミン

抗菌・殺菌作用があり、フケや頭皮のかゆみを抑え頭皮環境を整えます。
ピロクトンオラミンは、真菌にも効果を発揮するため、頭皮の皮脂が過剰分泌している脂漏性脱毛症の方にとっては有効であります。

ピロクトンオラミンは、毒性もなく副作用もあまり心配しなくても良い成分ですが、殺菌・抗菌作用が頭皮の良い細菌・真菌も殺菌してしまうので肌を守るバリア機能を低下させてしまう可能性もあります。
人によっては、乾燥肌や乾燥が原因でのフケが発生している人にとっては必要のない成分です。

育毛剤サクセスのメリット

配合成分から見ると育毛剤サクセスは、ある程度おすすめできる育毛剤といえます。
注目したい点は、以下の3点です。

  • 血行促進作用の成分が配合されている
  • 男性型脱毛症(AGA)診療ガイドラインに認められている成分配合
  • 価格が極めて安価

血行促進作用で育毛効果アップ

薄毛の症状に悩んでいる人の多くは、頭皮が血行不良の状態であることが多いです。

頭皮には細い毛細血管が多くいため、元々血流があまりよいとはいえません。
頭皮の血流がよくないと髪の毛の成長に必要な栄養を吸収する毛乳頭細胞まで届けることができず、太く長く髪の毛を育てることができないため、育毛剤には血流促進作用が配合されているものを選択することをおすすめします。

AGA診療ガイドラインで認められている成分を配合している

診療ガイドラインの評価こそ「C1:用いても良い」なため、いまいちのように感じるかもしれませんが、実は男性型脱毛症診療ガイドラインの治療として認められている育毛有効成分は数種類しかありません。

AGAに診療効果アリと見と見られている成分が数種類しかないのに対し、AGAとよばれる男性型脱毛症は、日本人に3人に1人はいるといわれている薄毛症状であり、生え際や頭頂部から髪の毛が薄くなった・ハゲているのであれば、AGAの可能性が高いでしょう。

医薬品成分には副作用の恐れあり

AGA診療ガイドラインで強く勧められる「推奨度A」のものは、医薬品成分ミノキシジルとフィナステリドしかなく、主に発毛剤に使用されていますが、性機能障害や頭皮のほてりなどの副作用が報告されており、基本的に医師の診断がなければ入手することができません。

女性のための育毛剤の種類と医薬品タイプの育毛剤の効能

安価で購入できる

サクセス薬用育毛トニックは、薄毛が気になりだした人にとって試しやすい育毛剤です。
近年、育毛業界の発展は目覚ましく、たくさんの育毛剤が販売されており、価格帯は平均的に6,000円から1万円5,000円くらいという金額帯のものがほとんどです。

一方、花王のサクセス薬用育毛トニックは、1,000円ほどの低価格で販売されています。
大手通販サイトAmazonプライムなどでは、1,000円以下の金額で販売されていることもあり、あらゆる育毛剤の中でも破格の値段と言ってよいでしょう。

AGAは中年の30~40代の男性の多いとされていますが、高校生や20代でも発症します。
育毛剤はだいたい1ヶ月に1本を使用する目安なため、働き始めたころや高校生にとって1ヵ月で6,000円は大きい出費です。高校生の年頃で、1,000円前後で薄毛対策ができるのはコスパ的に最高ではないでしょうか。

育毛剤サクセスのデメリット

育毛剤サクセスのデメリットとしては、化学成分やアルコールが多く使われている点です。
商品のウリでもある、育毛剤を使って使用感として爽快感をだすためのアルコールは、頭皮の炎症を引き起こす原因となることもあります。化学成分は少ないとはいえ副作用の心配がついてまわります。

また、スプレータイプの育毛剤は使用量を調節しにくいというデメリットがあります。
人によって気になる頭皮の範囲は違い、少量だけ使いたい人にとっては使いづらい育毛剤と言えるでしょう。

他の育毛商品を使うという選択肢

副作用が気になる方や肌が弱い方にとっては、アルコールと化学成分が配合されているサクセス育毛トニックはおすすめできないといえるでしょう。

他の育毛剤が気になる方は、育毛剤口コミ人気ランキングなどでよく紹介される、チャップアップやイクオスは無添加無香料で化学成分が使われていない育毛剤なので、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

最強の育毛剤は?人気の育毛剤比較ランキングを徹底検証
また、育毛剤を使うのにまだ躊躇する方は、薬用シャンプや頭皮にやさしいと評判のアミノ酸系のINZEALシャンプーなどを使い、頭皮ケア・ヘアケアをすることをおすすめします。