育毛剤の公式サイトページや商品パッケージに医薬部外品や医薬品の表記があるのをご存知でしょうか。実は育毛剤の多くは厚生労働相に認可され医薬部外品に分類され販売されています。
「医薬部外品」を商品の売りにしている育毛剤もありますが、医薬部外品は必ずしも発毛効果を実証しているわけではありません。
では、医薬部外品とは何を指すのか、なぜ育毛剤の多くが医薬部外品となるのか徹底検証し紹介します。

医薬品と医薬部外品の違いとは

育毛剤は「医薬品」と「医薬部外品」、そして「化粧品」に、薬機法(旧:薬事法)によって大きく3つに分類されます。
実は育毛剤の呼び名も分類に合わせて、発毛剤、育毛剤、養毛剤と変わります。

医薬品は発毛剤

医薬品とは、厚生労働省に病気の治療効果や脱毛予防効果的であると認められた有効成分を配合した製品のことを指し、医薬品のヘアケア商品のことを「発毛剤」といいます。
発毛剤は、毛のないところに毛を生やす効果がありハゲ治療法に効果的とされています。
発毛剤の医薬品は副作用のリスクも高いため、薄毛治療専門病院で発毛剤を処方、ドラッグストアで薬剤師か登録販売者による対面販売、海外からの個人輸入になります。
有名な発毛薬として大正製薬から販売されているリアップがあります。リアップはAGA治療薬として効果があると認められているミノキシジルを配合し、2011年に市販の医薬品、スイッチOTC医薬品として薬剤師の指導の元、ドラッグストアで購入することができます。

化粧品は養毛剤

化粧品とは、状態を清潔に保つ目的で使われる製品を指し、化粧品のヘアケア商品のことを「養毛剤」といいます。育毛シャンプーやスカルプエッセンスなどが化粧品に該当します。養毛剤は頭皮と髪の毛に各種の栄養成分を与え健やかな状態にすることを目的としています。
2001年の化粧品規制緩和により、厚生労働相認可が不要となり使用禁止成分を含まなければ各メーカーの責任によって商品開発が可能となりました。
スカルプエッセンスのフィンジアなどに配合されているキャピキシルは、メーカーで研究開発され育毛に有効な独自成分としてミノキシジルの3倍の効果をもつとされ、育毛剤の口コミレビューなどで高評価を得ています。

医薬部外品の育毛剤

医薬部外品とは、医薬品と化粧品の間に位置し人体に対してゆるやかな効果が期待できる商品のことを指し、医薬部外品のヘアケア商品のことを「育毛剤」と言います。なので、育毛剤のほとんどは医薬部外品であるといえるのです。

育毛剤は、今生えている髪の健康を促し成長促進目的の製品です。
配合成分に厚生労働相から髪の毛の育成に有効性であると認められた血行促進成分や皮脂分泌抑制成分、髪の毛の成長指令を出す毛母細胞に栄養を与える成分などの有効成分を配合し、育毛剤ごと配合成分が違うためそれぞれに特徴があります。

医薬部外品の育毛剤に配合されている有効成分

医薬部外品の育毛剤には、厚生労働省が指定した有効成分が配合されています。
有効成分には、センブリエキス、グリチルリチン酸ジカリウム、クジンエキス、ジフェンヒドラミンHCIなどがあります。

グリチルリチン酸ジカリウムの抗炎症作用により、頭皮のフケやかゆみを抑える効能があります。
センブリエキスは、頭皮の血行を促進する目的で血行促進作用や細胞分裂の活性化の効能効果が認められております。

育毛剤は男女問わず使える製品

育毛剤は、養毛剤より育毛効果はありますが発毛剤のように髪の毛を生やすことはできません。しかし、育毛剤は医薬品についてまわる副作用のリスクが負わず育毛効果が期待できる安全性がメリットです。
発毛剤は確かに発毛促進に期待できますが、刺激が強いため肌の弱い人は頭皮が荒れてしまうことがあります。また女性の薄毛要因のひとつに妊娠出産時のホルモンバランスの乱れがありますが、授乳中や子育てをしているときに副作用のリスクがあるものは避けたいもの。育毛剤は無添加で自然由来成分で作られている事が多く、副作用の心配がないため女性も安心して使うことが出来ます。

医薬品、医薬部外品、化粧品ごとの表記の違いを比較

薬機法によって分類された育毛ケア商品は分類された種類ごとに広告規制が変わり、間違った表現をすると薬機法違反(薬事法違反)という法律違反になります。
医薬品は、効果効能や副作用など使用上の注意事項に関して、法律上記載義務があります。
医薬部外品は、全成分の表示義務はなく、人によってはアレルギー症状を起こす可能性がある表示指定成分のみ記載する必要があります。
化粧品は、2001年の薬事法改正により全成分を表示する必要があります。

過去に医薬部外品なのに発毛をする、と分類にそぐわない広告表現をし、薬機法違反になった販売会社もあり厳しく管理されています。

表記することでメーカーが得ることのできるメリット

商品に医薬品と医薬部外品など表示がされる理由としては、医薬品は副作用のリスクを消費者に示すため、または医薬品や医薬部外品と表示することで広告効果があるから、ともいえます。
もちろん効果も大事ですが、頭痛薬やお菓子などを買う時に「厚生労働省認可」や「モンドセレクション受賞」などの情報が表記されていると、なんとなく他の商品と一味違うと感じ購買意欲があがると思います。
育毛剤の中には医薬部外品だからすごい!だけを推し、配合成分を紹介しない商品は育毛効果がないのをごまかしている可能性もあるため、知っておいて損はないでしょう。

育毛ケア商品には自分の症状にあったもので薄毛対策を

毛髪の悩みと言っても、最近抜け毛が増え、どんどんうぶ毛になってきた人もいれば、生え際がハゲてきた人など人それぞれです。
薄毛ではない人が発毛剤を使うと発毛剤は薬であるため刺激が強く逆に頭皮環境を悪化させて薄毛を進行させてしまったり、副作用が発生するリスクもありおすすめしません。
また、AGAの人が養毛剤を使っていても頭皮環境の改善はできるけど薄毛を治療することは出来ないため意味がないこともあります。
自分の薄毛の進行状況や頭皮の状態を判断してから、育毛ケア商品の選択を行うことが薄毛治療の一番の近道と言えるでしょう。

育毛シャンプーがおすすめの併用方法

薄毛や脱毛に悩む人が自分にあった製品を使い、更なる育毛効果を狙うために育毛シャンプーを併用することをおすすめいたします。
育毛シャンプーなどは髪の毛が生えることはありませんが、髪の毛の成長の土壌である頭皮環境を改善するのにおすすめのヘアケア商品です。
育毛シャンプーとしては、雨上がり決死隊がCMしているスカルプDが男性用、女性用あります。

薄毛の人の頭皮状況はよくない

薄毛の人は現状より薄毛状態の進行を恐れ、洗髪が不十分のため毛穴が皮脂でつまっていたり、逆に洗いすぎて頭皮が乾燥しフケが発生していることがあります。
どんなに育毛効果がある発毛剤や育毛剤を正しく使っていても、肝心の患部である頭皮が荒れていてはせっかくの有効成分が毛根まで届かず、効果は期待できません。

育毛シャンプーはアミノ酸系シャンプーで頭皮に優しい

ドラッグストアで販売されているシャンプーの多くは洗浄時の泡立ちと指通りを目的に、鉱物油などから作られる合成界面活剤を配合し高級アルコール系に分類されます。
高級アルコール系シャンプーは、たしかに泡立ちがよく洗い上がりがスッキリしますが頭皮にとって洗浄力と刺激は強すぎ、頭皮に成分が残ると痒みなどの原因にもなり頭皮環境を悪化させる原因となりうることがあります。

薬用シャンプーの多くは頭皮環境を改善を目的に作られており、頭皮に優しいアミノ酸系シャンプーです。アミノ酸系洗浄成分は、高級アルコール系シャンプーと違い泡立ちは悪く髪の毛がキシキシするように感じますが、必要な皮脂を残し頭皮を洗浄してくれます。
育毛シャンプーとヘアケア商品を併用することで更なる効果を期待できるでしょう。