女性の脱毛症は、髪全体が薄くなったり、部分的に抜け落ちる症状が特徴のひとつです。女性の脱毛症の原因は様々あり、症状に合わせた対処法が必要になります。


女性の脱毛症の症状と合わせて予防や改善に効果的な女性用育毛剤の特徴ついてご紹介します。

女性に見られる脱毛症の種類と症状

女性に見られる代表的な脱毛症は、以下の6種類に分類されます。

びまん性脱毛症

びまん性脱毛症とは、髪の毛が抜ける・細くなることにより毛髪全体が薄くなる症状の脱毛症です。薄毛や抜け毛に悩む女性の多くがびまん性脱毛症とも言われています。

びまん性脱毛症の原因

びまん性脱毛症の原因は、加齢によるホルモンバランスの異常やストレスの他に、疾病や投薬の影響も考えられます。毛髪が抜け落ちてしまうタイプの男性と異なり、女性の場合は少しずつ薄毛になるため発症当初は気がつかないケースが多いようです。

詳しくはこちらの記事をご参考ください。
びまん性脱毛症とは?効果のある育毛剤を選ぶ時のポイント

脂漏性(しろうせい)脱毛症

脂漏性脱毛症は、頭皮の皮脂の過剰分泌によって引き起こされる脱毛症です。皮脂は、頭皮の保湿や紫外線などの刺激から守る働きがあります。しかし、頭皮環境の悪化などで過剰に分泌された皮脂は毛穴を塞ぎ、脱毛や薄毛を引き起こします。

皮脂の過剰分泌の原因

皮脂の過剰分泌の原因は、肌質に合わないシャンプー剤の使用やすすぎが十分でないことに加えて、偏った食事による生活習慣の乱れなどがあげられます。皮脂の過剰分泌の症状がすすむと、脂漏性皮膚炎を発症する可能性が高まるため注意が必要です。

脂漏性脱毛症だけではなく皮膚炎につながる可能性

過剰に分泌され続けた皮脂は、毛根や毛母細胞にマラセチア真菌と呼ばれる常在菌の繁殖の発生を促します。頭皮で増殖したマラセチア真菌は、皮脂を分解し、湿疹や炎症を引き起こす遊離脂肪酸に変化します。

粃糠性(ひこうせい)脱毛症

粃糠性脱毛症は、間違ったヘアケアによる頭皮環境の悪化による多量のフケが原因で薄毛や脱毛を引き起こす脱毛症です。フケとは、頭皮の角質が古くなって剥がれおちる微細な皮膚片のことです。

粃糠性脱毛症のメカニズム

粃糠性脱毛症は、一般的なフケ症と混同されがちです。しかし粃糠性脱毛症は多量のフケが際限なく発生する特徴があります。粃糠性脱毛症の症状によって乾いたフケと湿った状態のフケがあり、カサブタ状になっているケースも見られます。多量に発生したフケは毛穴を塞ぎ、常在菌であるマラセチア菌の繁殖を促し、薄毛や脱毛の原因となります。

また、粃糠性脱毛症はアトピー性皮膚炎や免疫機能の低下などの免疫システムが原因ともされています。病的な疾患が原因の場合は、専門医と相談した上での治療法が推奨されます。

牽引性(けんいんせい)脱毛症

牽引性脱毛症は、女性特有のヘアスタイルである束ねた長い髪が頭皮に負担を与えることで引き起こされる脱毛症です。つまり、外的刺激が原因とされる脱毛症と言えます。

牽引性脱毛症のメカニズム

長時間にわたるポニーテールなどで髪の毛が引っ張られると、頭皮に緊張を与え、血行不良を引き起こします。頭部の血液循環が阻害されることで、髪の成長に欠かせない毛乳頭細胞に充分な栄養が届かなくなります。

さらに、髪の毛を引っ張る際に発生する抜け毛も、毛根を傷つける可能性が高まります。他にも牽引性脱毛症の原因は、エクステや毛染め、ヘアアイロンなどの影響があげられます。牽引性脱毛症は育毛剤の使用と合わせて正しいヘアケアを施すことで改善される可能性が高まる脱毛症と言えます。

円形脱毛症

円形脱毛症は、頭髪の一部が円形または楕円形状に抜け落ちる脱毛症です。円形脱毛症は突如として500円玉くらいの脱毛が起こる特徴があります。円形脱毛症には、痛みや痒みはなく、症状の進行は個人によって違いが見られます。

円形脱毛症の種類

円形脱毛症の代表的な症状は、単発性円形脱毛症と多発性円形脱毛症に分類されます。単発性円形脱毛症は、円形または楕円形状の脱毛が1箇所から2箇所にわたって突然発生します。多発性円形脱毛症は、円形の脱毛が2箇所以上連続して発生し、長期間にわたり症状の悪化と治癒を繰り返す症状が特徴です。

円形脱毛症の原因

円形脱毛症の原因ははっきりと解明されていないものの、自己免疫疾患や過度のストレスに加えて生活習慣の乱れなどの関係性が専門家によって指摘されています。なお、円形脱毛症の治療方法として、自己免疫疾患の原因となる悪玉菌を抑制する為に腸内環境を整える方法や、外用薬のフロジン液が処方されます。

分娩後脱毛症

分娩後脱毛症は、出産後の女性ホルモンの乱れによって一時的に引き起こされる脱毛症です。妊娠中は、女性ホルモンが活発に分泌されます。しかし、出産と同時に急激に減少してしまうため、ホルモンバランスが崩れ、髪の毛の成長周期(ヘアサイクル)に大きな悪影響を及ぼします。

他にも、育児によるストレスや食生活の乱れなどが分娩後脱毛症の原因として考えられます。一般的に、分娩後脱毛症は出産後6ヶ月から1年程度で自然治癒していきます。出産後に薄毛や脱毛が気になるようでしたら、女性用育毛剤の使用がおすすめです。

女性の脱毛症に効果的な育毛剤とは

女性の脱毛症に効果的な育毛剤には、脱毛予防や薄毛改善、発毛促進を目的とした様々な有効成分が配合されています。製品によって主要成分が異なるため、脱毛症の症状に合わせた育毛剤を選ぶとよいでしょう。

男性用育毛剤と女性用育毛剤の違い

女性用育毛剤に配合されている有効成分は、低刺激で保湿効果の高い成分が特徴です。男性の脱毛症と女性の脱毛症は、原因や症状に大きな違いがあります。

例えば、男性型脱毛症は、生え際や頭頂部などが薄毛になり脱毛していく症状が一般的です。女性型脱毛症は、全て脱毛することはなく、頭頂部全体が薄毛になる特徴があります。また、男性型脱毛の大きな原因は男性ホルモンが深く関連している一方で、女性型脱毛は女性ホルモンが要因と考えられていきます。

男性用育毛剤は、皮脂を取り除く抗菌作用や血管拡張、血行促進効果、男性ホルモン抑制効果の高い有効成分が多く配合されています。

女性用育毛剤には、薄毛対策を中心に保湿効果の高い有効成分や栄養成分を主成分として配合していきます。女性の脱毛症の改善には、女性用育毛剤を選ぶことが重要なポイントと言えます。

男女兼用の育毛剤

男性用育毛剤と女性用育毛剤のほかに、男女共に共通する薄毛の原因を改善する成分がバランスよく配合された男女兼用育毛剤が存在します。「薬用ヒビン」が口コミで人気を集めています。薬用ヒビンは、男女共通の脱毛の原因である脱毛因子をブロックする有効成分を中心に構成された薬用育毛剤です。

まとめ

女性の脱毛症は、症状と原因に合わせた対処法が効果的です。女性の薄毛対策には、有効成分が配合された市販の女性用育毛剤の使用がおすすめです。女性特有の薄毛や脱毛に効果を発揮する有効成分が含まれているからです。育毛剤の使用と同時にマッサージ効果もあるため、頭皮環境を正常に整える効果が期待できます。

ただし、薄毛の改善効果が見られない場合や、痒みや痛みなど日常生活に影響を与える症状が表われた場合は、すぐに育毛剤の使用を中止して専門クリニックや皮膚科などの専門病院に相談しましょう。