肌がつるつるになる、シワの数が減るなど、女性の美容にいいとテレビやインターネットでよく目にするコラーゲン、実は育毛と深い関わりがあります。
コラーゲンと育毛、育毛に必要な成分について記述していきます。

薄毛・抜け毛のメカニズムとコラーゲン

薄毛・抜け毛となっていく過程で、コラーゲンは大きく関わってきます。

髪とコラーゲンの関係性

コラーゲン
毛を作る毛包幹細胞は、コラーゲンに守られています。この毛包細胞は、毛を作る時に毛穴で細胞分裂をし、その際DNAを傷つけてしまいます。

そのダメージは20歳までなら、自ら再生できますが、加齢が進むたび、ダメージを修復するために存在する酵素に頼らなければなりません。

コラーゲンを壊してしまう活性酸素

活性酸素
しかし、そのダメージを修復するための活性酸素が発生すると、ダメージは修復してくれますが、それと共に毛包幹細胞を守るコラーゲンを分解してしまいます。

コラーゲンの保護を失い、むきだしになった毛包幹細胞は、皮膚の表面に追いやられてしまいます。やがて毛包幹細胞はフケや垢となり、毛包幹細胞があった毛穴を塞ぐこととなり毛根ごと消滅してしまいます。

今ある毛を守るためにコラーゲンは不可欠という事です。
つるつるになってしまった頭皮から突然発毛する事は滅多にありません。今生きている毛包幹細胞を保護することが重要です。

コラーゲンで髪の毛が太くなる

生え際
薄毛の原因の中で「髪の毛が細くなる」があります。
それは、「コラーゲン不足による頭皮のハリの減少」といった頭皮環境が原因の1つという考えもあります。頭皮の内、真皮の部分に毛根があります。この真皮の約70%がコラーゲンで作られています。

つまり、頭皮の大部分をコラーゲンが支えているのです。ですが男性女性ともに、20歳を過ぎるとコラーゲンは減少していきます。それが抜け毛、薄毛の原因となります。

女性に美容の面で注目されているコラーゲンですが、男性にとっても、頭皮環境にハリがある状態を維持する為、コラーゲンは重要な成分です。

コラーゲンと3つの役割

コラーゲンは真皮で、主に[柔軟性]・[弾力性]・[保湿力]の、3つの役割を果たしています。頭皮のハリとは、この3つが正しく機能している状態の事を言います。

頭皮にハリがある状態であれば血流が良くなり、栄養素は血液によって運ばれるため、頭皮全体に栄養がいきわたります。栄養がしっかりと行きわたれば、髪の毛の発育が促され健康的でコシのある髪が生まれます。

髪とコラーゲンについての実験

化学
2008年、毛髪研究会からある研究データが発表されました。
20代~50代の女性にコラーゲンペプチド(コラーゲンとコラーゲンペプチドの違いは後述します)(5,000mg)を摂取して貰った結果、髪のこし、ハリの改善に通じる、髪の直径の増加やなめらかさが増したという研究結果についてです。

アメリカでも注目されている

同様に、アメリカの研究機関でも、1日14gのコラーゲンを2か月間摂取した結果、被験者の髪が太くなったというデータもあります。

これらの研究はいずれも被験者は女性のみですが、男性の場合でも恐らく同じくらいの効果が得られると予想されています。

2015年の時点では、研究結果や「髪の毛の発毛に影響する毛乳頭にコラーゲンがなんらかの刺激を与え、育毛を促しているのか」などの説はあるものの、具体的なコラーゲンと育毛の要因について詳しく解明されていませんでした。

2016年に解明された新事実

YUKA150701598457_TP_V
しかし2016年、東京医科歯科大学の西村栄美教授らによって、正式に「薄毛・抜け毛は、コラーゲンの減少が原因」との発表がありました。
そして、同研究所からコラーゲン不足で髪の中の色素幹細胞が乾いてしまうと、白髪になることも発表されました。

以上の結果から、髪の毛にとってコラーゲンは必要不可欠なものだと分かりました。これまで薄毛の原因は、強力な男性ホルモンが引き起こすものとしか解明されていませんでした。

コラーゲンによる育毛効果が解明された事は、抜け毛予防や薄毛対策への大きな進歩といえるでしょう。

体内にコラーゲンを増やす

それでは、どうすれば体内にコラーゲンを増やすことができるのでしょうか。

コラーゲンサプリメントでは効果が得られない

https---www.pakutaso.com-shared-img-thumb-N811_toridashitajyouzai
健康的でコシのある髪の毛にするにはコラーゲンが必要な成分です。
「じゃあ、コラーゲンを接種する為にサプリメントを飲もう」
「コラーゲンを摂るため豚足やフカヒレを食べよう」
…実は何かを食べてコラーゲンを摂取することは、あまり効果がありません。

実際、コラーゲンサプリメントを飲んでも、体内で一度アミノ酸に分解されてしまう為、結局は自分の体内で必要なコラーゲンを作り出さなくてはいけません。ならば何を摂取すればよいのでしょうか。方法は二つあります。

コラーゲンペプチドを摂取する

コラーゲン入りヨーグルト
コラーゲンペプチドとは、コラーゲンを分解し、より細かくしたものです。分子量が小さいため水によく溶け、体へ高い吸水性を誇っています。体内で分解されてしまうコラーゲンとは違い、元々細かく分解されているコラーゲンペプチドは、分解されず体内にそのまま取り込めるようになっているものです。

2,000年ごろまでは、「コラーゲンペプチドはあまり意味がない」と言われていましたが、その後研究が進み、効果があると実験の結果が発表されています。

コラーゲンペプチドは、主に女性の美容目的で、パウダーサプリメントが販売されており、摂取方法はコーヒー紅茶、ヨーグルトにアイス、お鍋にいれるなど、用途は幅広くあります。(摂取量は必ず守ってください)

ビタミンCを摂取する

ビタミンC
毛包幹細胞がコラーゲンを作る為に必要な成分はビタミンCです。しかし体内に自然発生し、細菌などを取り除く活性酸素が増えすぎると、体の毒になってしまう為、活性酸素を除去しなくてはいけません。

その際、身体がコラーゲンを作るときに必要とするアミノ酸やビタミンCが使われてしまい、結果としてコラーゲンを作るためのビタミンCが不足し、薄毛になるという実験結果があります。

今髪の毛にできること

男性_ポイント
ここまでをまとめると、

  • コラーゲンサプリではなくコラーゲンペプチドを摂取する
  • ビタミンCを摂取すること

が今髪にできることなのです。しかし、後者の「ビタミンCを接種し、そこからコラーゲンを作り出す」実はあまり多く知られていません。それでは、効果的な摂取方法について記述していきます。

食べ物では髪に使うビタミンCを摂取できない

https---www.pakutaso.com-shared-img-thumb-S20170330010015
育毛のためにはコラーゲンが不可欠、コラーゲンは自らの体内で作り出さなければなりません。その為にはビタミンCが必要、というのがここまでのまとめです。

しかし、ビタミンCは体のあらゆる部分から必要とされる物質です。レモンやアセロラ等を食べることでビタミンを取り込んでも、毛包幹細胞に至るまでに、他の臓器に吸収されてしまいます。そして、

ビタミンC成分配合の育毛製品

ならば、どう毛包幹細胞にビタミンCを送り込むか?それは、ビタミンC成分配合の育毛製品です。

ビタミンCに関する育毛製品には様々な種類があります。
その中でも、医薬部外品の[ビタブリッド]という化粧品分類の育毛製品は、日本はもちろん、世界各国で特許を取ったバイオ融合技術により、「ビタミンC・ミネラル(亜鉛)等の有効成分が混合されたLDH(無機二十層水酸化物)をヘアートニックに混ぜて頭皮に塗布する」独自の育毛製品です。

ビタブリッド

これは、頭皮に散布してから約12時間ほど、頭皮にビタミンCが常に与えられ続ける状態になります。

つまり「コラーゲンを作る為に必要なビタミンCが、直接毛包幹細胞に送り続けられる」という状態で経口摂取するよりも効率的にビタミンCを摂ることができるということです。

話題になったきっかけ


きっかけは、東国原英夫さんの
「ビタミンCの化粧品でこんなにも変わりました。自分では実感無かったけれど、写真でみると生えましたね〜。」 の言葉と共に比較写真が添付されたツイートでした。

そして、東国原英夫さんが使用されていた育毛製品が、ビタブリッドジャパンさんが販売されている「ビタブリッド」という製品と判明し、ネット上を中心に大きく話題になりました。ツイートの比較写真は、確かに髪が増えているように見えますね。

メディアから注目されている

ビタブリッドは多数の一般の方をモニターに採用したことも関係して多くのレビューが上がっている点から、信頼の獲得がうまいとも言えます。

他にも「アサ芸」や「日刊ゲンダイ」など、有名な情報サイトでもビタブリッドについて特集の記事が載っていたり、関連の育毛剤比較サイトでも人気です。ビタブリッドは男性用に思われがちですが、ビタミンCの摂取が目的のため、女性にも育毛効果が期待されているようです。

クセ毛にも効果あり

くせ毛
余談ではありますが、加齢に伴うクセ毛は頭皮のコラーゲンやヒアルロン酸不足などが原因で、ハリや弾力が失われ毛穴がゆがみクセ毛になってしまいます。

そして、レディース毛乳源などヒアルロン酸を多く含む育毛剤が与える刺激の影響で、頭皮にある毛包細胞が活性化しクセ毛の改善に効果があるそうです。

育毛剤が毛穴や毛根に栄養や刺激を与え、新たに生まれる髪の毛が、うねりのない美しくハリやコシのある毛質に改善されます。

今日からできる抜け毛・薄毛予防

最後に、今日からできる予防・対策についてです。最初におすすめするのは「頭皮マッサージ」です。

シャンプー時のマッサージはもちろん、仕事の休憩中やテレビを見ながら、睡眠前など片手間でできる簡単な方法です

頭皮マッサージ

まずは、手軽にできる頭皮マッサージです。記事を読みながら試してみてください。

手順1:まずは頭皮をほぐす

頭皮マッサージ01
両方の手のひらを耳の上…側頭部に当てて、円を描くようにぐるぐる回します。

手順2:両手親指で指圧

頭皮マッサージ02
両手の親指で両側のこめかみをグッとゆっくり5秒間押し、ゆっくりと親指を離します。

手順3:両手の中指で指圧

頭皮マッサージ03
両手の中指で頭のてっぺんをグッとゆっくり5秒間押し、ゆっくり離します。

手順4:親指の付け根で指圧

頭皮マッサージ04
親指の付け根の柔らかい部分(てのひらの、親指の付け根のでっぱった部分です)
を耳の上に当て、引き上げるように指圧していきます。

手順5:頭皮を引き上げるように指圧

頭皮マッサージ05
そのまま頭のてっぺんに向かって、段々指を上にずらしながら、頭皮を引き上げるように指圧します。
(頭のてっぺんに向かうにつれ、指の腹・手をグーにしてこぶしの関節の部分などで指圧するとやりやすくなります。)

手順6:耳の後ろを指圧

頭皮マッサージ06
親指で、耳の後ろにある骨のくぼみを押します。

手順7:もう一度頭皮をほぐす

頭皮マッサージ01
1と同じく、 両方の手のひらを側頭部に当てて円を描くようにぐるぐるとまわし、頭皮全体をほぐします。

頭皮マッサージはおよそ5分

頭皮がほぐれることで頭の血行が良くなり、更に深呼吸しながら行うことで、リラックス効果もあります。

また、ヘッドスパやヘッドリフレッシュなどの頭皮マッサージ用の商品も、雑貨屋やドラッグストアで、最近ではよく目にします。気になる方は是非お試しください。

やりすぎは禁物

頭皮は肌の中でも特に薄い皮膚で、爪などで傷つけてしまうと逆に抜け毛の原因となってしまうため、「指のはら」を常に意識してください。

同様に、柔らかい頭皮に数時間刺激を与え続けると頭皮が傷ついてしまう場合もある為長くても15分程度に留めてください。

生活習慣の改善

いくら体にいい成分を摂ったり、マッサージなどを重ねても、生活習慣が乱れていると、途端に意味がないものになってしまいます。

「適切な生活習慣が、適切な育毛・抜け毛効果を生む!」
そう考えて一度自分の生活を見直して改善してみましょう。

栄養バランスのとれた食事

野菜
野菜はキチンと食べていますか?

特に一人ぐらしの方だとどうしても外食中心になる方が多数です。

三色しっかり、肉だけではなく野菜からも栄養を摂ると、体内のホルモンバランスが整えられるなど、薄毛や育毛に繋がる効果があります。

質のいい睡眠をとる

suimin_man
睡眠不足についてです。ついつい夜更かししてしまう気持ちもとてもわかりますが、慢性化していませんか?

育毛作用のある成長ホルモンは、21時から3時の間に多く分泌されます。日中紫外線などで髪が受けたダメージの修復をするのも睡眠中になります。睡眠と髪は深く結びついているのです。

枕をかえてみる

より良い睡眠をとるために工夫を凝らしてみるのも効果的です。最近話題の「オーダーメイド枕」や、自分に合った枕を探してみたり、タオルを挟んで高さを調整するのも効果的です。

運動する

ジョギング
社会人になると、なかなか運動をすることが難しくなると思います。

「休日はゆっくり体を休めたい。」そんな方は平日のちょっとした時間で運動をするのも1つの手段です。

例えば出勤時間。いつもより早く家を出て一駅分歩いてみる。これだけでも大幅に改善されます。

太陽の光でリラックス

太陽の光を浴びると、体内でビタミンDがつくられ、体が丈夫になったり自律神経の乱れが改善され、血行を促進するなどの作用もあります。

気持ちの面でも心が温かくなり、穏やかな気持ちで一日を迎えてみるのもいいですね。

ストレスは抜け毛の原因というフレーズがありますが、生活習慣を改善することでリラックスして生活することができます。この機会に育毛ケア・抜け毛薄毛対策と共に、健康にも目を向けてみてください。

薄毛に対する研究は続く

今後、薄毛・抜け毛の悩みは簡単に解消される可能性があります。
東京医科歯科大学では薄毛・抜け毛に関わる新薬の開発を進めていると発表しています。今後の髪の毛の研究に、大いに期待したいです。