プロペシアは、AGA治療に効果的な発毛医薬品です。しかし、プロペシアは男性機能障害や肝機能障害などの副作用が問題視されており、妊娠中の女性に至っては、プロペシアに触れることすら禁止されています。


そこで、プロペシアの発毛効果や、副作用の危険性についてまとめました。

発毛剤プロペシアとは

発毛剤プロペシアとは
プロペシアはアメリカのメルク社が開発した、内服タイプの発毛剤です。発毛有効成分として、AGA対策(男性型脱毛症対策)に効果的な「フィナステリド成分」が配合されています。

日本では2001年からプロペシアの安全性試験がはじまり、2005年10月に厚生労働省の認可がおりてMSD社(旧万有製薬)から同年12月に日本国内での取り扱いが開始されました。

プロペシアが販売されるまで

実は、フィナステリドは初めから薄毛治療に使われていたのではなく、元々は前立腺肥大症や前立腺がんの医療用医薬品成分として使用されていました。

しかし、フィナステリド服用患者に、毛髪の成長や脱毛の減少が発現したことをきっかけに、フィナステリドは発毛薬としても取り扱われることになりました。

育毛剤よりも高いプロペシアの高い発毛力

育毛剤よりも高いプロペシアの高い発毛力
プロペシアの販売会社は、AGA(男性型脱毛症)を発症している、日本人の成人男性患者414人を対象に、フィナステリドを3年間投与する実験を行いました。結果、98%の被験者に抜け毛進行抑制効果や脱毛改善効果の有効性が確認されました。

更に、プロペシアは日本皮膚科学会からも、高い男性脱毛症改善効果が認められています。

また、口コミサイトや2ちゃんねるなどの掲示板でも、「男性型脱毛症治療薬の中でも、最も薄毛に効果的」「外用薬のリアップよりもAGA改善効果が期待できる」と、非常に高評価です。

プロペシアはなぜ育毛剤よりも薄毛改善効果が高いのか

抜け毛の原因
AGAは、「脱毛男性ホルモン」の発生により薄毛となる、進行性の脱毛症です。AGAの主な症状として、O字ハゲやM字ハゲなどが挙げられます。

脱毛男性ホルモンは、男性ホルモンと脱毛酵素(5αリダクターゼ)や脱毛因子が結び付くことにより生成されます。そして、脱毛男性ホルモンが髪の毛に成長司令をだす毛乳頭細胞に「髪の毛の成長を止め脱毛せよ」と指令を出すことで髪の毛が抜けてしまいます。

そこで、プロペシアは前立腺に働きかけ、脱毛男性ホルモンごと男性ホルモンを抑制し、AGAの進行を抑制・改善します。

一方、育毛剤は天然由来の成分により、ゆっくりと時間をかけてAGAの進行を抑制していきます。そのため、育毛剤よりも発毛成分を有するプロペシアの方が、高いAGA改善効果が期待できると言えます。

AGAとは何か分からないという方はまずはこちらの記事もご覧ください。
薄毛の原因AGAとは?症状から治療まで

プロペシアで改善できない脱毛症もある

AGAに効果的なプロペシアですが、全ての脱毛症を改善できる訳ではありません。プロペシアは男性ホルモンを抑制する働きをもちますが、皮脂の過剰分泌や頭皮の乾燥による脱毛症、自律神経の乱れによる円形脱毛症など、AGA以外の脱毛症には効果がありません。

育毛剤よりも危険!プロペシアの副作用

症状
過敏症 ・かゆみ、かぶれ
・蕁麻疹、発疹
・血管浮腫腸
生殖器 ・勃起機能不全
・射精障害
・精液量減少
・リビドー減退
・睾丸通
・精子の質の低下による男性不妊症
肝臓 ・AST、ALT、γ-GTP上昇
その他 ・乳房肥大、圧痛
・抑うつ症状
・めまい

プロペシアは男性ホルモンを抑制することで高いAGA改善効果を促しますが、男性ホルモンを抑制することによる副作用のリスクも高い点が特徴です。

プロペシアの販売会社は、約200人に1人の確率で何らかの副作用が発生するという臨床試験の結果を発表しました。

表中でご紹介しているように、主な副作用として、勃起不全などの男性機能に関する症状や、肝機能障害、うつ症状などが挙げられます。

育毛剤と発毛剤の副作用について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
発毛剤と育毛剤の副作用と効果を解説!

女性や子供はプロペシアに触れることすら禁止されている

プロペシアの主成分であるフィナステリドは、薬品に触れるだけで体内に成分を吸収してしまう確率が高いため、女性や子供は触れることが禁じられています。

特に、妊娠中・授乳中の女性は、フィナステリド成分を皮膚吸収することにより、胎児、または授乳中の乳児の栄食気に悪影響を及ぼす可能性があることから、プロペシアに触れることすら禁忌とされています。

プロペシアの使用に関するその他の注意事項

妊婦さん
プロペシアは使用を中止しても、体内から薬が完全に抜けるまで1か月はかかるとされているため、血液中から薬が抜けきるまで献血は禁止されています。

また、プロペシアを服用中の妊娠について、動物実験では問題が確認されていませんが、胎児に何の悪影響も及ばないとは言い切れません。プロペシアの服用中に子作りを行う場合は、夫婦でよく話し合いましょう。

発毛剤プロペシアを入手する方法

発毛剤プロペシアを入手する方法
育毛剤や、ミノキシジル配合の発毛剤リアップは、店頭や通販から購入できます。しかし、発毛剤プロペシアは副作用のリスクが高いことから、厚生労働省から第一類医薬品に分類され、市販が禁止されています。

しかし、リスクを承知した上でプロペシアの服用を望む場合、プロペシアを入手するには2点の方法があります。

AGAクリニックで処方してもらう

プロペシアを取り扱っているAGAクリニックや薄毛治療院などの病院で診察を受け、プロペシアを処方箋薬として入手する方法です。しかし、プロペシアをはじめ、発毛剤は保険適用外となり、非常に高額です。

そのため、AGAクリニックなどの医療機関でプロペシアの処方を希望する場合は、事前にプロペシアのジェネリック医薬品である「フィンペシア」を処方してもらうことは可能か、医師に相談してみましょう。

ジェネリック医薬品フィンペシアとは

ジェネリック医薬品フィンペシアとは、プロペシアの特許が切れたため、プロペシアと全く同じ成分内容・成分量で製造された、プロペシアの後発医薬品です。後発医薬品は宣伝費や開発費、研究費がかからないため、先発医薬品よりも低価格で購入できます。

個人輸入を行う

プロペシアは日本国内で市販の許可が下りていないものの、海外では市販が許可されている医薬品です。そのため、個人輸入代行者や個人輸入仲介サイトを利用して、海外からプロペシアを輸入する方法もあります。

しかし、アメリカの製薬会社は、「個人輸入で出回る製品の中には、正規品ではない偽薬のケースがある」という情報が発表されているため、個人輸入は詐欺や偽薬による思わぬ副作用といったリスクが高いと言えます。

更に、正規品のみを取り扱うオオサカ堂などの個人輸入代行業者から正規品のプロペシアを入手したとしても、副作用発生によって保証を受けることはできません。

以上から、個人輸入の利用はハイリスク・ローリターンであるといえます。

まとめ

プロペシアは、育毛剤よりも高い発毛力をもち、有効的なAGA治療法といえます。
プロペシアは、育毛剤よりも高い発毛力をもち、有効的なAGA治療法といえます。しかし、同時に育毛剤よりも重篤な副作用が発生する可能性があります。

AGAに悩む方は、まずは育毛剤を半年以上使用して、育毛効果が全く感じられない場合のみ、プロペシア使用の検討をおすすめします。

また、プロペシアの服用を望む場合は、個人輸入を行うよりも、AGAクリニックなどの専門機関で、プロペシアを処方箋薬として受け取る方法がおすすめです。