育毛を行う上で必要な成分のひとつに「ビタミンC」が挙げられます。しかし、ビタミンCの配合をメインとした育毛剤「ビタブリッド」で東国原さんが「髪が生えた」と発言しましたが、ビタブリッドに発毛効果はありません!


なぜビタブリッドに発毛効果が無いのかをはじめ、ビタミンCと薄毛の関係性、東国原さんの発毛の裏側などを徹底解説いたします。

ビタミンC配合の育毛剤「ビタブリッドCヘアー」とは

ビタミンC配合の育毛剤「ビタブリッドCヘアー」とは

名称 ビタブリッドCヘアー
分類 医薬部外品(男女兼用)
セット内容 ・ヘアーパウダー(1.5g)
・ヘアートニック(110ml)
(いずれも約1か月分)
育毛有効成分 ・D-パントテニルアルコール
(保湿、抗炎症作用)
・酢酸DL-α-トコフェノール(ビタミンE)
(抗酸化、血行促進作用)
定期購入価格(税込) 7,516円
ビタブリッドCヘアー公式サイト 【リンク】
※育毛有効成分について公式サイトに記載がないため問い合わせたところ、「主な有効成分はD-パントテニルアルコール、酢酸DL-α-トコフェノールです。」と回答をいただきました。
※2017年9月現在のデータです

ビタブリッドCジャパンから販売されているビタブリッドCヘアーは、頭皮にビタミンCを与え、薄毛を抑制・改善することを目的とした、男女兼用育毛剤です。ビタブリッドCヘアーは元々は韓国製の育毛剤でしたが、日本で導入されてすぐ、多くの雑誌などで取り上げられ育毛業界でも話題になりました。

ヘアーパウダーと育毛剤が別々になっている理由とは

ビタブリッドCヘアーは育毛剤とビタブリッドCヘアーパウダーがセットになった商品で、使用方法は育毛剤にヘアーパウダーを混ぜてから頭皮にします。

なぜ育毛剤とヘアーパウダーが別々になっているのか問い合わせたところ、育毛剤にビタミンCを混ぜると酸化してしまうため、育毛剤を使用する直前に、育毛剤とビタミンC(アスコルビン酸)配合のヘアーパウダーを混ぜ合わせるのだそうです。

ビタブリッドCヘアーに副作用はある?

ビタブリッドCヘアーに副作用はあるのか問い合わせたところ、「ビタブリッドCはお薬ではございませんので、副作用はございません。」と回答をいただきました。

しかし、配合成分をよくみると「エタノール」など、頭皮に強い刺激を与える化学成分を配合しています。乾燥肌や敏感肌など、皮膚の弱い方やアルコールアレルギーをもつ方には、かゆみやかぶれなどの副作用が起こる可能性がある為、タブリッドCヘアーの使用はあまりおすすめできません。

ビタブリッドCヘアーに発毛効果がない理由

副作用の怖さ
冒頭でもご紹介しましたが、ビアブリッドCヘアーに発毛効果はありません。

なぜなら、ビタブリッドCヘアーには発毛成分が配合されていないためです。発毛成分(例:ミノキシジルやフィナステリド)は、厚生労働省から発毛効果が認められており「発毛剤」に配合されています。

対して、ビタブリッドCヘアーは厚生労働省から育毛効果が認められた「育毛有効成分」が配合されているものの、発毛成分が配合されていないため、発毛剤ではありません。

また、サポートセンターの方は、ビタブリッドcヘアーの育毛有効成分が「D-パントテニルアルコール、酢酸DL-α-トコフェノール」と仰っていましたが、他社の育毛剤に比べて育毛有効成分が少ないため、育毛効果も期待できるとはあまりいえません。(他社の育毛剤は大抵3種類から5種類ほどの育毛有効成分が配合されてます)

AGAやFAGAを抑制する成分がほとんど配合されていない

また、ビタブリッドCには、男性の主な薄毛の原因「AGA(男性型脱毛症)」の脱毛男性ホルモンを抑制する成分や、女性の主な薄毛の原因「FAGA(女性男性型脱毛症)」のホルモンバランスの乱れを改善するイソフラボンを含む成分がほとんど配合されていません。

そのため、ビタブリッドCヘアーはビタミンC不足による薄毛改善効果は期待できるものの、AGAやFAGAを改善する効果は期待できません。

ビタミンCと薄毛の関係性とは

薬品
さて、ビタブリットCヘアーはビタミンCによる育毛効果に着目した育毛剤ですが、ビタミンCと薄毛にはどのような効果があるのでしょうか。

結論から述べると、薄毛の原因でのひとつある「コラーゲンの減少」を防止する成分がビタミンCなのです。

ビタミンCはコラーゲンの生成に欠かせない成分

2016年、東京医科歯科大学は「薄毛の原因はコラーゲンの減少が原因」だと発表しました。

毛根の奥の発毛組織(毛母細胞や毛乳頭細胞)のもととなる「毛包幹細胞」は、コラーゲンによって守られています。しかし、体内に発生する活性酸素がDNAを傷つけると、傷ついたDNAを修復する為にコラーゲンが使用されます。

コラーゲンの保護を失い、剥き出しとなった毛包幹細胞は毛穴を防ぎ、毛根が消滅してしまい、薄毛となります。コラーゲンは経口摂取できず、体内で生成しなくてはならない成分です。そこで、コラーゲンの生成に必要な成分が「ビタミンC」なのです。

育毛剤とコラーゲン、ビタミンCの効果について、詳しくはこちらの記事をご参考ください。
コラーゲンから見る効果的な育毛・育毛剤とは

ビタブリッドCで東国原さんの「髪が生えた」は嘘?

2015年7月16日、政治家で有名な東国原英夫さんは「写真で見ると生えましたね~」という文言を添えて、発毛前と発毛後の画像をSNSへ投稿しました。
ビタブリッド
(参照:https://twitter.com/higashi_kokuba/status/621554276691644416
東国原さんが使用した「ビタミンCの化粧品」は、ビタブリッドCヘアーという製品によるものであるとネットニュースが報道したことから、「東国原さんの頭頂部の髪が生えた」を謳い文句に、ビタブリッドCヘアーは一躍注目され、人気の育毛剤となりました。

しかし、東国原さんの画像には、

  • 使用後の画像の明度が暗すぎて、本当に髪が生えたのか分からない
  • 誰が撮影したのか
  • なぜ「ビタミンCの化粧品」と商品名を濁したのか

など、様々な疑問点が残ります。また、この投稿の後、東国原さんはビタブリッドCヘアーのCMに出るなど宣伝を行っていることから、東国原さんのSNSへの投稿は「ステルスマーケティング」ではないかと考えられます。

また、「東国原さんが使用したビタミンCの化粧品がビタブリッドCヘアー」である情報を明かしたネットニュースサイトもビタブリッドCの広告を掲載していることや、後に東国原さんはビタブリッドCヘアーのモニターを行っていたことが公表されたことから、やはり東国原さんのSNSへの投稿はステマであると考えられます。

東国原さんの投稿した画像を検証してみた

先ほどご紹介した東国原さんの投稿した「ビタミンCの化粧品で髪が生えた」という画像の明度を、髪が生える前の画像に合わせて比較してみました。
ビタブリッド比較
確かに、「ビタミンCの化粧品」を使用する前と比較して、多少髪が生えたように見えるものの、明度を明るくすることで「使用後も髪が生えていない、薄毛の部分もある」ということがわかります。

CMで使用された髪が生えた姿はCGだった

ビタブリッドCヘアーの広告では、フサフサに髪が生えた東国原さんの写真が使用されています。しかし、ビタブリッドC公式サイトに掲載されたCMを確認すると、東国原さんに髪が生えた姿はCGであることがわかります。

東国原さんに髪が生えた姿がCGであることを知らない人たちがFacebookやTwitterで宣伝を行い、ビタブリッドCヘアーは髪の毛が生える育毛剤、という間違えた口コミ評判が広がったようです。

結論:ビタミンC配合の育毛剤ビタブリッドCに発毛効果はない

結論:ビタミンC配合の育毛剤ビタブリッドCに発毛効果はない
結論として、ビタミンCは亜鉛やアミノ酸のように髪の毛に必要な栄養素と言えますが、ビタミンC配合の育毛剤ビタブリッドには、発毛を促す成分が配合されていないため、発毛効果は期待できません。また、AGAやFAGAなどの脱毛症を改善する成分もほとんど配合されていません。

しかし、皮脂を抑制する成分や、血行促進成分、頭皮に栄養を与える成分が配合されているため、頭皮環境の改善を行いう効果は期待されます。

ビタブリッドCヘアーの購入を検討している方がいらっしゃいましたら、ビタブリッドCヘアーよりも高い育毛効果や頭皮ケア効果が期待されるイクオスやチャップアップ、ブブカなどの育毛剤をおすすめします。