使用前に知っておきたい育毛剤の副作用について

育毛剤を使っていて気になるのが副作用。どんなにいいと言われている発毛促進剤であったとしても、使用していて頭皮に違和感を感じてしまったり、明らかな肌トラブルを起こしてしまったりしては元も子もありません。かゆみや多少の炎症程度で済めばまだいいですが、発毛育毛剤を使用してその副作用でハゲてしまったり、脱毛が引き起こされてしまったりすると非常に恐ろしくなってしまいます。しかしどんな発毛促進剤であっても、100%誰が使用しても何のトラブルも絶対に起こらないというものはなく、体質や健康状態などによっては何らかの副作用が起こってしまうことがあります。そこで、深刻な副作用が引き起こされる前に、知っておくべき育毛剤の副作用と初期の見分け方について詳しくご紹介しましょう。

育毛剤の副作用のリスク

一般的に育毛効果を謳った商品は、主に「医薬品」「医薬部外品」と「化粧品」の3つのジャンルに分けることができます。

「医薬品」は医師によって処方される薬に分類されるもので、リアップXなどに配合されているミノキシジル成分やプロペシアに配合されているフィナステリド成分などの成分が対象の薬物に指定されています。「医薬部外品」は医師の処方がなくても購入することができる薬に分類されるもの、「化粧品」は医薬部外品にあたらないなどのことを言います。「医薬部外品」や「化粧品」の分類に分けられる育毛剤は、医師の処方がなくてもドラッグストアやインターネットなどから購入が可能です。使用有効成分の含有量を抑えて作っているため、医師の処方がなくても用法用量を守ることで、安全に使用できるとされているものがこの上記2つのジャンルに入ります。

しかし、いくら有効成分の濃度を抑えて、安全に使用できるとされていても、安全性が保障されているというものではなく、人体にとって全く影響がないわけではありません。「薬」または「何らかの効果をもたらすもの」として発売されている以上、プラスな面でもマイナスな面でも何らかの作用を人体に与えるものに変わりはないからです。敏感肌や乾燥肌などの肌質や体質、体調によっては効果の緩やかな有効成分でも、副作用として何らかの刺激を肌に与えてしまう可能性はゼロではありません。

医師の処方が必要な「医薬品」はそうですが、効果の穏やかな「医薬部外品」や「化粧品」に分類される育毛剤であっても、副作用がゼロでない以上、育毛剤に関しては、副作用のリスクが大きくなることを覚えておく必要があります。

医薬品育毛剤の副作用のリスク

医薬品育毛剤の有効成分として知られている、ミノキシジルやフィナステリドには副作用のリスクが確認されています。ミノキシジルは男性型脱毛症やAGA治療などによく用いられる成分で発毛効果がある薬として世界中で認識されています。

しかし、元々は血圧を下げる目的として使われていた薬で、その副作用として毛が濃くなる、毛がたくさん生えるという作用があり、そこから発毛促進剤として利用されるようになった薬です。そのため、どうしても脱毛対策、薄毛予防を目的にミノキシジル配合の製品を使っていると血管拡張作用や低血圧、頭痛、不整脈などの副作用が出てしまうことがあります。もちろん、配合されている成分の割合によってはこういった症状が出にくいものもありますが、場合によっては頭皮のかゆみなどの症状が出ることもあります。同じく、医薬品育毛剤に配合されることの多い発毛成分フィナステリドは、男性ホルモンに働きかけることで育毛、発毛を促進する薬です。体の中でも役割の重要なホルモンにかかわる薬は、医薬品の中でも影響力が大きい薬です。フィナステリドは元々、前立腺肥大症の薬として開発された経緯もあり、髪の毛が増える一方で男性機能の減退や胃腸の不快感などの副作用も報告されています。

ミノキシジルもフィナステリドも発毛効果が高いと言われる薬品に間違いはありませんが、発毛効果を実感できるまでには、早くても半年程度の服用が必要になるため、副作用のリスクを把握し、異変がないかなどの経過観察を行いながら使用することが大切です。

育毛剤の副作用の種類

市販されているさまざまな育毛剤で最も多い副作用が頭皮の違和感です。頭皮の違和感はさまざまな副作用の初期の段階として考えられていて、そこからヒリヒリと感じてしまったり、かゆみを伴ったり、アレルギー反応を起こしてしまったり、炎症を起こしてしまったりなど徐々に悪化していくことが確認されています。そして頭皮で起こる副作用の最もひどいものには、育毛剤を使用しているにもかかわらずハゲてしまうというものまであります。それでは、注意すべき副作用の症状をそれぞれ詳しく見ていきましょう。

ヒリヒリとする頭皮の違和感

育毛剤を利用していて、ヒリヒリと感じる人は実は少なくありません。育毛剤に含まれているハッカ成分やメントール成分のようなスースーとする感覚ではなく、頭皮がチクチク、ヒリヒリとするような微妙な違和感は、カラーリングなどでもまれに起こる副作用の症状です。このヒリヒリという副作用は、育毛剤に含まれているエタノール系の成分が引き起こしやすい症状です。

育毛剤によく使用されている成分でエタノール、無水エタノールと言われる成分があります。これらの成分は清涼感を出す目的や育毛剤の浸透を高めるために用いられる成分です。しかし、エタノールは頭皮の地肌の皮脂や水分を溶かしてしまう作用も持つため、人によっては頭皮に痛みを感じてしまうことがある成分です。また植物アレルギーなどの疾患がある場合は、育毛剤に含まれている天然由来の成分であるセンブリやクロレラ、海藻エキスなどが、頭皮にヒリヒリとした刺激を与えてしまうこともあります。

育毛剤を使ったらひりひり?知っておきたい頭皮のメカニズム

痒みの副作用

ヒリヒリを通り越すと出てくる症状が、痒みです。ヒリヒリとした程度の刺激では気づかない人も多いですが、かゆみを伴うようになると、ほとんどの人が育毛剤の副作用を疑うようになります。

かゆみを伴う成分には添加物や紫外線吸収剤、ミノキシジル、エタノールなどの刺激の強い成分が考えられます。痒みという症状は、頭皮の表面で起こっているように見られがちですが、実は表層部の奥にある神経が刺激を受けることで現れる症状です。頭皮の状態が悪化していて、少しの刺激も痛みに感じてしまいます。

さらに痒くて頭皮を掻くことで頭皮表面に傷がつき、そこに合わない育毛剤を使用し続けることでどんどん頭皮の状態が悪くなってしまいます。頭皮に痒みを感じるようになったらすぐに育毛剤の使用は中止しましょう。

育毛剤使用中に痒み(かゆみ)が出たら?

赤み、炎症の副作用

健康な状態の頭皮は、地肌が透き通るように美しく、少し青白く感じるようなきれいな色をしています。しかし、合わない育毛剤を使用し続けることによって頭皮が真っ赤に炎症してしまいます。特にアレルギー肌の人や乾燥肌の人の頭皮では炎症の症状が起こりやすく、エタノールや添加物などの成分が炎症を招いてしまいます。頭皮が炎症を起こしてしまうと抜け毛の原因になってしまうこともあるので、早急な治療が必要です。

乾燥肌の人で育毛剤を利用する場合は、ヒアルロン酸やアロエなどの成分が入った保湿効果に優れている育毛剤を使うことをおすすめします。

育毛剤の副作用で炎症が起こる場合の原因

育毛剤の副作用でハゲる

髪の毛を生やす、増やすための育毛剤で起こる最も恐ろしい副作用として知られているのがハゲてしまうという症状です。自分に合わない育毛剤を使用してしまうことで発生する脱毛、薄毛の症状は決して珍しいことではありません。これが、何か特定の成分が原因で起こったというよりは、育毛剤のもたらす効果が思わぬ形で出てしまった結果で起こってしまうことが多いようです。

一言で育毛剤と言っても、育毛剤にもそれぞれ得意な症状があり、いくつかのタイプに分けることができます。男性ホルモンを抑制することに特化した男性用育毛剤もあれば、血行促進効果の高い育毛剤、頭皮への栄養補給目的の育毛剤や、女性の薄毛、抜け毛に特化した女性用育毛剤など本当に多種多様です。もちろん、複合的な成分が含まれているものも多いため、ハゲるという副作用は多く起こるものではありません。しかし、発毛サイクルとのタイミングや頭皮の健康状態によっては自分に合っていない育毛剤を使用することでハゲる症状が起こってしまうようです。

また育毛剤を使用し始めの最初の一か月で抜け毛や脱毛を感じる人もいるようですが、ヘアサイクルが整うまでに時間がかかってしまうため、一時的に抜け毛が起こる初期脱毛の可能性が考えられます。頭皮に痛みや違和感を感じている場合は、使用をやめることをおすすめしますが、特に違和感や他の症状を感じることがない場合は、継続して3か月は利用してみるようにしましょう。

育毛剤を使ったらなぜハゲるのか、その原因とは

育毛剤の思わぬ副作用

発毛促進剤の副作用は何も頭皮環境が悪化してしまうものや脱毛につながるようなものばかりではありません。発毛薬や薄毛治療薬を発毛実感の高い飲用薬で服用している人に多く起こる副作用に剛毛、多毛症があります。この剛毛、多毛症は発毛薬、薄毛治療薬が効きすぎてしまった結果、起こる副作用として考えられています。本来ならば抜け毛が起こっている頭皮だけを効果的に治療していきたいところですが、飲み薬ではピンポイントに効果を得ることができず、腕毛や胸毛、ヒゲなどが濃くなってしまうことがあります。これは体中の網細胞が活発になってしまうために起こる症状です。

もちろん配合成分の含有量により副作用の症状は多少異なりますが、腕毛や胸毛、陰毛が気になる人は飲用薬より外用薬を使用することをおすすめします。

副作用の少ない発毛医薬品

発毛力の高い育毛医薬品は、その効果ゆえに常に副作用が心配されています。そしてその副作用ゆえに利用したくても育毛剤を利用できないという人もたくさんいます。そこで現在もさまざまな研究が続けられていて、その中でどんどん安全性が高く、副作用の心配のない成分がどんどん開発され、作り出されています。

ピディオキシジル

発毛力の高いとされるフィナステリドや発毛医薬品成分ミノキシジルですが、副作用が理由で使用することができないと考える人は少なくありません。特に心疾患や血圧などの疾患を抱えている人にとっては副作用の危険性が高すぎて使用したくてもできないという現状があるようです。そこで、育毛剤の研究がすすめられた結果生まれた成分が、今注目の「ピディオキシジル」と言われる成分です。

ピディオキシジルはまだ日本では広く知られていない成分ですが、ミノキシジル同様高い発毛効果があるにもかかわらず、心臓や血圧に対する副作用がなく安全に使用できる成分として開発されたものです。その成分はまつ毛美容液として既に日本国内でも発売されている人気商品にも使用されています。ミノキシジルに代わってこれから確実に流通する成分がピディオキシジルです。既にピディオキシジルが含有されている育毛剤も発売されているので、ミノキシジルの副作用が心配な人はピディオキシジルの入った育毛剤を使用しることをお勧めします。

キャピキシル

最近、新しく開発された成分に「キャピキシル」と言われる育毛成分があります。キャピキシル成分はハーブの天然成分とアセチルテトラペプチド-3と言われる成分によって作られたもので、ミノキシジルのおよそ3倍もの発毛効果が期待できる育毛成分です。

キャピキシルにはAGAを引き起こす原因とされている5αリダクターゼの働きを阻害する効果があり、毛細胞に直接働きかけて毛包や毛乳頭の働きを活性化してくれる働きがあることが分かっています。脱毛改善、薄毛対策、頭皮ケアでミノキシジル商品に代わってこれからもっとも活用される成分として期待されているのがキャピキシルです。天然成分で出来ているキャピキシルは一般用医薬品扱いではないので、これからさまざまな育毛商品で見かける機会が増えてくるでしょう。

まとめ

育毛剤の副作用は医薬品、医薬部外品、化粧品とジャンル問わず常に心配されているものです。特に発毛成分であるミノキシジルやフィナステリドなどの配合濃度の高い製品で発症する可能性が高く、副作用ゆえに育毛剤を利用したくてもできないという人が数多くいました。しかし、育毛剤の副作用の研究が進められ、現在ではミノキシジルやフィナステリドに代わる安心安全であり、高い発毛効果のある育毛成分も開発されています。まだまだ新しい成分で配合された商品は多くありませんが、これまで利用できなかった人でも育毛剤を利用しやすい環境が整いつつあることに間違いはありません。

現在、利用している発毛促進剤についても、もう一度その効果と副作用をよく考え、用法用量を守って自分に合った育毛剤を選択するようにしましょう。

女性用育毛剤の成分の作用と副作用

育毛剤 副作用

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