最近鏡を見ると数年前より髪の毛が薄くなりハゲてきた、切れ毛や脱毛量が増加てきたと感じている人の多くは育毛剤を使い始めようかな、と考えてではないでしょうか。

育毛剤を使い始める時期は意外に重要で、育毛剤はいざ抜け毛が増え始めた段階で使い始めても、なかなか育毛効果を実感することが難難しく、なるべく抜け毛が気になり始めた早い時期から使い始めることが育毛剤メーカーからも推奨されています。


では、ハゲ対策として育毛剤はいつごろ使い始めればよいか、育毛剤を使い始めることで起きる髪の毛の変化についてと共に解説します。

薄毛が気になり始める時期は

育毛剤を販売しているメーカーの多くが、薄毛や抜け毛が気になり始めたころに育毛剤を使い始めることを推奨しています。

しかし、「薄毛や抜け毛が気になり始めた」というタイミングは個人差があり、育毛剤が効力を発揮する時期を過ぎているケースもあります。

毎日鏡を見ていて見慣れてしまっていたり、頭頂部などの本人の目につかないところで薄毛が始まっていると気づかないもので、本人以外の周囲の人達から薄毛を指摘され初めて抜け毛の多さに気づき、薄毛症状が進んでいることがあるからです。

20代から育毛ケアを

では、いつごろから髪の毛に気をつけるとよいかというと、育毛剤に関連する口コミサイトや掲示板などのコメントを見ると、薄毛や抜け毛を指摘され悩み始める年齢は平均して30歳後半から多くなるので、悩み始める少し早い20代後半のこそが育毛剤の使用を検討するのか理想的なタイミングと言えます。

育毛剤はヘアサイクルを正すことが目的

育毛剤の使い始める時期は薄毛に悩み始める前から意識しなくてはいけない理由として、髪の毛の生え変わりであるヘアサイクル(毛周期)が関係しています。

髪の毛は生える、抜けるを繰り返しており、一般的に正常なヘアサイクルでは、髪の毛が抜け次の新しい髪の毛を準備する休止期が3~4か月、発毛した髪の毛を細胞分裂し成長させる成長期(発毛期)は2年~6年、髪の毛の成長が衰える退行期は約2週間です。

薄毛の人のヘアサイクルの状態

薄毛症状の人は髪の毛の成長司令をだす毛母細胞が休止している状態で、新しい髪の毛が生えない、育たない状態になっています。またヘアサイクルが乱れていて、休止期の期間が長引く状態になっております。

休止期が長引くことで髪の毛の成長を促す毛母細胞が萎縮してしまい、放置しておくと最終的には毛母細胞が死滅し、もうその毛穴からは髪の毛が二度と生えなくなってしまいます。

また育毛剤に限らず、医薬部外品や医薬品の育毛商品でも毛母細胞が死滅してしまった毛穴からは髪の毛を生やすことができません。

毛母細胞が死滅する前のまだ休んでいる時に育毛剤の効力で乱れたヘアサイクルを正常に戻すことが重要となってきます。

育毛剤の髪の毛の育毛に対する作用

育毛剤は髪の核となる部分が毛母細胞と毛乳頭に作用することや血行促進を目的に作られています。

体内に入った栄養素は血流に沿い毛乳頭へ届けられ、毛乳頭細胞に届けられた栄養素は毛乳頭を覆っている細胞の毛母細胞へ届きます。

毛母細胞へ栄養素が届くとその栄養を使って髪の毛を作り、育毛剤は毛乳頭と毛母細胞に外から有効成分を与え毛球を大きく育てるために使用します。

毛髪の太さの基準

男性や女性、年齢によっても髪の毛の太さに差がありますが、日本人の平均的な髪の毛の太さになります。

太い髪の毛 0.12mm~0.25mm
普通の髪の毛 0.08mm~0.10mm
細い髪の毛 0.05mm~0.07mm

※上記の表は2~6年程度、十分に成長した毛髪で、成長初期の毛は細い状態となります。

育毛剤を使用するとおきる初期脱毛

薄毛対策を始め育毛剤を使用し、逆に抜け毛が増えたという口コミや記事の中には、抜け毛が増えたのは育毛剤が原因だと、使用を中止してしまう人がいますが、その脱毛は髪の毛が生える兆候の良い脱毛かもしれません。

育毛剤を使い始めた時期に起こる脱毛のことを初期脱毛と呼び、育毛剤の副作用だと記述される事もありますが、初期脱毛自体は副作用ではありません。

むしろ育毛剤が髪の毛の成長を促している証とも言えます。薄毛症状の人の多くが、男性ホルモンの過剰分泌により起こる薄毛症状の男性型脱毛症のAGAであり、AGA初期脱毛とも呼ばれ、AGAの治療薬としてミノキシジル成分が有名です。

使用している育毛剤の商品や成分に問題があるのか、抜け毛が進行しているからなのかと心配になりますが、初期脱毛は育毛剤を使用した時に育毛剤の働きと効果、そして薄毛改善のメカニズムからおきるのです。

初期脱毛メカニズム

育毛剤の使い始めの時期に、初期脱毛で抜けてしまう髪の毛はヘアサイクルの休止期にあたる髪の毛です。

育毛剤を使用することで、眠っていた毛母細胞が活発になり髪の毛の成長が始まり、休止期に突入していた髪の毛は成長期に入り新しく成長してきた髪の毛に古い髪の毛が押し出されてしまいます。この抜け落ちる症状が初期脱毛です。

もともと休止期の髪の毛なので3ヶ月以内に抜ける予定ですが育毛剤の作用で、同時にヘアサイクルが正されることで一度に抜け落ちてしまうことで、育毛剤を使う前より抜け毛が増えたと錯覚してしまうのです。

髪が生える準備期間が過ぎればフサフサの健康な髪が待っているので、自己判断で使用中止は避け育毛剤を使い続けてください。

しかし、育毛剤を使用しアレルギー反応や頭皮に痒みや炎症などの異常がある場合は初期脱毛ではないので育毛剤の使用を中止し、専門外来に診察を受けてください。

育毛剤の育毛効果は約3ヵ月後から

育毛剤を使用して1か月以内に育毛効果を実感できる方もいますが、発毛サイクルや髪の毛の土壌となる頭皮の状態も関係し、育毛剤を使用し一番効果を感じられた期間は3~4か月が平均となります。

そもそも髪が頭皮の中で育ち、頭皮の表面に出てくるまでに約1か月の期間がかかります。

育毛剤は頭皮からゆっくりと頭皮の中の毛根自体に作用しているので、使い始めた時期には育毛効果が目に見えにくい可能性があります。髪の毛として目立ちだす2~3cmまで伸びるのに2~3ヶ月の期間が必要となります。

髪の毛は1か月で最大でも1cm程度しか伸びないため、半年程度使用しなければ発毛効果や育毛効果があるのか判断するのは難しいです。

育毛剤使用のタイミングは早めを意識

成人以上であれば、予防の意味も込め生え際や分け目などで薄毛の兆候が見えた状態から育毛剤を使用することをおすすめします。

脱毛が進むことで、髪が薄くなればなるほど、もとの元気な髪の毛を生やすための時間と労力、お金がかかります。

肌のお手入れと同じように頭皮環境のお手入れをするのはなにも特別なことではありません。

頭皮ケアのタイミングは早めを意識するのがポイントで育毛剤に抵抗があるのであれば、育毛効果のあるシャンプーやマッサージを行うことで頭皮糖化を防ぎます。

合わせて食生活の改善、シャンプーの見直し、健康状態、精神状態などの生活習慣の改善を心がけ、髪の毛の1本を太く強く育てボリュームのあるフサフサした髪の毛に育てましょう。

自分にあった育毛剤選びを

早く発毛効果を実感したいときには、AGA治療薬として発毛効果が高いと有名なミノキシジルや医薬品成分のヘアケア商品を使用します。

ミノキシジル配合の発毛剤には大正製薬のリアップの他、薄毛治療専門外来で処方箋薬として発毛効果の高いフィナステリドを処方してもらう方法があります。

他にも、個人輸入で海外からミノキシジル配合のジェネリック医薬品などを購入することもできますが、注意点としてミノキシジルは発毛効果が認められている一方で高い副作用が出ることでも有名です。

肌の弱い方や副作用が心配の方は副作用の心配がないブブカなどの無添加タイプの育毛剤、女性用の育毛剤を使用するようにし、自分の頭皮環境にベストな育毛剤を選択するようにしましょう。

育毛剤の基礎知識について、こちらで詳しく説明しています。興味のある方はどうぞ。
【参考記事 育毛剤とは?育毛と発毛の基礎知識